省エネ対策に!LED照明の取り付け方法や注意点を電気工事業者がご紹介します

皆さんこんにちは。

埼玉県深谷市を拠点に、電気設備工事をメインに手掛けている有限会社 サンワ電気です。


近年「省エネ」が取り上げられ、電気使用量の削減が求められるようになってきました。電気代が年々上がってきていることも影響し、多くの家庭や企業が、電気の節約に取り組むようになっています。中でも、LED照明は省エネに効果的であることが知られています。


しかし、LED照明の取り付けには、専門的な知識が必要です。この記事では、電気工事業者がおすすめするLED照明の取り付け方法について解説します。




■そもそもLED照明とは?知っておきたい基礎知識



LED照明とは、発光ダイオードを使って光を発する照明器具のことです。従来の白熱電球や蛍光灯よりも、消費電力が少なく、寿命が長く、明るさも調整できるため、省エネに効果的であるとされています。


消費電力は、白熱灯と比べると約85%、蛍光灯と比べると約50%の差があり、寿命も白熱灯と比べると約40倍、蛍光灯と比べると約10倍長持ちすると言われています。


よって、消費電力が少なく、高頻度で新しいものに交換する必要もない為、近年LED照明に変更する人が増えています。




■LED照明の種類・取り付け方法



スポットライトタイプ



スポットライトタイプのLED照明は、天井に直接取り付けるものです。取り付ける前に、配線を確認し、電源を切っておくことが重要です。また、天井に穴を開けるためには、ドリルや穴あけ工具が必要です。LED照明を取り付ける際には、説明書をよく読み、指示に従って作業を進めることが大切です。


パネルライトタイプ



パネルライトタイプのLED照明は、天井に設置するもので、面発光する特徴があります。取り付け前に、天井の補強材の位置を確認することが必要です。取り付け方向や配線の接続方法には、製品によって異なる場合があります。説明書をよく読み、確認しながら作業を進めましょう。


ダウンライトタイプ



ダウンライトタイプのLED照明は、天井に埋め込むタイプの照明器具です。取り付けには、工具類が必要です。天井の強度を確認し、加工によって天井を傷つけないように注意が必要です。また、天井に配線を引く必要があるため、電源を切ってから作業を進めることが重要です。


ポイントライトタイプ



ポイントライトタイプのLED照明は、壁や床などに取り付け、スポットで照らす照明器具です。取り付け前に、場所を決め、ポイントライトを固定するための金具を取り付ける必要があります。また、配線を通す際には、壁に穴を開ける必要があります。事前に計測を行い、正確な位置に取り付けるようにしましょう。




■自分で照明を交換するなら?LED照明取り付けの注意点



脚立などに乗り、自分で照明を交換できるのであれば、自分たちで交換した方が早いです。


・電源を切ってから取り付け作業を行うこと


照明の電源が入ったまま取り付け作業を行おうとすると、感電の恐れや、配線を間違えるとショートして火災になる恐れがあります。そのため、電源を切ってから取り付け作業を行いましょう。


・取り付ける前に配線を確認すること


取り付け前に事前に配線を確認しないと、トラブルが起きる可能性があります。配線が老朽化していると、断線や漏電のリスクがあります。破損している場合は、感電や火災につながる恐れも。配線の接続がうまくできていない場合は、漏電につながる可能性も出てきます。取り付け前に現在の状況を確認することが必要です。


・説明書をよく読んで指示に従うこと


上記のように、取り付けにはリスクが伴う為、安全に作業を行うために、説明書をよく読んで指示に従うことが重要です。説明書の内容をよく理解し、注意事項を守って作業を行うようにしましょう。


・天井の強度を確認すること


照明器具は、重量や振動によって天井から落下する可能性があります。天井の強度が不足していると、落下事故が発生する恐れがあります。重量のある照明器具を取り付ける場合や、振動が発生しやすい照明器具を取り付ける場合は特に注意しましょう。天井の強度は、建物がどういった構造になっているかが重要です。建物の強度は自身で調査することは難しい為、専門業者に依頼しましょう。


・加工によって天井を傷つけないように注意すること


加工により天井に傷がついてしまうと、賃貸物件の場合は、退去時に原状回復義務を負う可能性があります。見た目や機能面の低下にもつながる為、修繕を行う必要が出てくるでしょう。取り付ける際はトラブルにならないよう注意が必要です。


・穴あけ工具や金具を正確に使うこと


工具や金具を正確に使用することで、見た目も美しく、光が均一に照らされ、部屋全体を明るくすることができます。また、穴や金具がしっかりと固定されていれば、照明器具が落下する危険性を減らすことができます。


ご自身で取り付けが難しい箇所や、ご不安に思う方は、専門業者への依頼がおすすめです。




■LED照明へ交換するメリット


LED照明へ交換するメリットは、以下の通りです。


・電気代の削減につながる


LED照明は、白熱電球と比べて約85%、蛍光灯と比べて約50%の消費電力で、同じ明るさを得ることができます。そのため、電気代を大幅に削減することができます。特に、長時間点灯する場所では、より大きな節電効果が期待できます。


・寿命が長く、交換回数が少ない


LED照明は、白熱電球と比べて約40倍、蛍光灯と比べて約10倍も長持ちします。そのため、電球交換の手間と費用を大幅に削減することができます。また、交換頻度が減ることで、高所作業によるリスクも低減できます。


・明るさの調整ができる


LED照明は、ちらつきが少ないという特徴があります。従来の蛍光灯は、点滅現象によってちらつきが発生することがありました。このちらつきは、目や頭に負担をかけることがありますが、LED照明ではこのちらつきがほとんどありません。

また調光機能を使えば、明るさを自由に調整することができます。


・色温度の調整ができる


色温度の調整をすることで、時間帯や目的に合わせた照明環境を作ることが可能です。作業に集中したい場合は青白い光、リラックスしたい場合は暖かみのある光など、目的に合わせて色温度を選ぶことができます。

また食品売り場では、食材をより美味しそうに見せるために、暖かみのある光を使用するなど、その用途は様々です。その場の雰囲気づくりのためには、色温度の調整が可能なLED照明がおすすめです。


・環境に優しい


LED照明は、水銀などの有害物質を使用していないため、環境に優しい照明器具です。また、CO2排出量も少ないため、地球温暖化対策にも貢献できます。




■まとめ~省エネ対策のためにLED交換を行いましょう~


省エネ対策に取り組むにあたり、LED照明の導入はおすすめです。ただし、取り付けには専門的な知識が必要です。スポットライトタイプ、パネルライトタイプ、ダウンライトタイプ、ポイントライトタイプなど、目的に応じて種類が異なりますので、取り付け前には説明書をよく読んで、指示に従い作業を進めましょう。


埼玉県深谷市の有限会社サンワ電気では、工場・商業施設・幼稚園などの公共施設・店舗などから、マンション・アパート・戸建て等の住宅にも対応しています。


高所作業車やユニック車、バックホー等の設備も保有しており、30年以上の実績から、様々なご依頼を承っています。


「こういった仕事は対応できるの?」「他社で断わられたけど、対応可能?」等、ご相談からでも可能です。まずはお気軽にご相談下さい。



お問い合わせは、こちら


求人情報は、こちら


施工事例は、こちら